LivingRoom[シュクショウサイセイサンチュウ]

試用運転中。
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | -
NHK総合「SONGS」V6〜僕らが歩んだ20年〜
昨晩何気なくつけていたテレビで流れてきたSONGS。

アーティストはV6の皆さん。
なんか、すごく良くて。

私はジャニーズさんたちにはとんと疎くて、彼らの歌も初期の頃のヒット曲しか知らないのだけど、最初から最後までしっかりと観てしまった。

私はあさイチの常連さんだからして、井ノ原くんのソツのなさや司会といういわば触媒のような存在でありながら自分の視点をちゃんと持ってることにとても好印象を持っているわけだけれど。
(あ、メリットのCMとかもすごく好き。)

今回見ていて森田剛さんの言葉と目が、とてもいいなあと思った。

「愛なんだ」を歌う時のメンバーの笑顔がいい(←ウロ)、みたいなことをさらっと言われたときには何か込み上げるものさえ感じてしまったことだよ。

なんでだろう、全く今までのV6さんたちの来歴を知らないのに。
彼の目の率直さや、嘘のないまっすぐな言葉が、響いたのだろうと思う。

からの、「愛なんだ」冒頭半円に集まってから歌い出すそのフォーメーションとかな。

円形ステージに立つ往年の7人組を思い出してしまうのは俺の血のなせる技なので仕方がないとしても、だ。

なんだか、久しぶりに男の子の(ってほぼ年上の皆さんに向かって言うことじゃないですが。でもここはあえて。)バンドとかグループが持つ輝きみたいなものに触れて、ドキドキしてしまったんでした。

あと最後の“Wait for you”、良い曲だなあ。
| TV | 09:57 | comments(2) | trackbacks(0)
たけてれ vol.37
ただいま訳あって安静横臥を強いられる毎日。
しかしこの6月第1週目のたけさんウィークだったことは不幸中の幸いでありました。

4日(水)たけてれvol.37
6日(土)カノ嘘地上波初登場
7日(日)天皇の料理番 第7話

おそらく普通に仕事して自宅にいたら消化できてない…。

たけてれに至っては、生で観られたのなんていつぶりかっていう。
いまストラボ行って確かめてきたら、なんと去年の6月ぶりだった。リアルタイムたけさん…。


襟ぐりの大きく開いたTシャツにハーフパンツっていう、なんつーかいまのイガクリ頭にうってつけの格好。

うわあ…このたけさん、すげえ好き。(←)

髪の毛も少し伸びてきて良い塩梅です。
総じて男性の髪型は短髪好きなわたくしですが、まさかたけさんでその願いが叶うとは思っていなかったわけですよ。

過去最後の絆やとんびの時とかにもボウズだったりしましたけども、あれ地頭じゃないですよね。

このかっこで膝立てたり、膝抱えたりすんのは卑怯だよな〜。なんて思いながらニヤニヤ幸せな一時間でした。
| TV | 20:05 | comments(0) | trackbacks(0)
聴く/訊くということ。 SWITCH達人達 佐藤健×木皿泉 その2
―あるんですか?自分の仕事で表現したいこと。

佐藤健の相槌の打ち方が、とても好きだ。
もっと言うなら、彼の「なるほど。」が好きだ。

日本人の対談、というものに私はあまり興味を持ったことがない。(※1)
それは一般誌ならいざ知らず、専門誌を読んでいても(というかだからこそ、なのかもしれないのだが)、「対談」と名のつくもので実りの多い読み物にはあまり出会ったことがないからだ。

外国人の対談がおもしろいかというと、もちろんそうであることもあるし、そうでないこともあるのだが、ただ、「視点」というものを意図的に差し込もうとするその姿勢は共通してあるように思う。
その「視点」がおもしろいか、おもしろくないか、ということだ。

日本人の場合、視点うんぬんの前にたいていが、「あいさつ」で終わる。
その「あいさつ」自体がおもしろいということは、もちろんあるし、例外だってたくさんあるだろう。
でもそれは反面、いかに聴く/訊くということが難しい所業なのかということの証左でもある。

対談という場は「話し手」にならなければならないことはもちろん、「聴き手」にも、そして「訊き手」にもならなければならない。

たぶん、佐藤健は普段「質問される側」に立つことの方が圧倒的に多いのだと思う。
けれど、この人が「聴く/訊く」側に立ったとき、こんなにもおもしろいものがみられるのかということに、本当にびっくりした。

きっと木皿さんも、びっくりしたんじゃないかなあ?

知らないうちに、自分の懐刀をごろりとさらけだしてしまっていた、そんな感覚だったのではないかと、勝手に想像する。

聴くことということは、受容的であることはもちろん、率直であり、かつ、そしてこれが私は重要なことだと思うのだが、創造的であることが求められる、とてもアクティブな作業なのだと思う。

木皿 自分で撮ったり書いたりってことはしないんですか。
佐藤 できたらやりますけど、できない。
   与えられた誰かが書いた台本を見てよりよくすることはできる…。
   何もない真っ白な状態で、はい、やってって言われたらほんとにできない。
   誰かが0を1にさえしてくれれば…。
木皿 プロデューザーじゃん。
佐藤 2にして3にしてっていうのは。


たけさん自身が言っているように、それこそ1を2や3にしていく。
それが「聴く/訊く」ということなのではないか。

だとしたら、彼はとてもすばらしい聴き/訊き手なのだと、思わざるをえない。

どうだろう。
どこぞの出版者様。
彼がインタビュアーになる本を、もしくは対談本を、一冊企画してみませんか。

これ、相当おもしろいことになると思うんだけど。

(※1)も少し正確に言うと、対談している当事者が興味の対象(よするにその方のファンということですね)ということは本当によくあります。というか対談を読む動機ってそれ以外ない気がしてきた。(←)(2014.11.21追記)
| TV | 20:18 | comments(8) | trackbacks(0)
SWITCH達人達 佐藤健×木皿泉 その1
―超多忙な佐藤はこの日、神戸にやってきた。
  大好きな脚本家から会って話したいと言われたからだ。


えっと、このTV番組を観て思ってこと。

あー、これ素材だよね。

ってこと。
なんなら素材という言葉を「」で括ってみてもいい。

私は料理は苦手だ。
なぜなら鮮度が命だからだ。

その対象が放つ香りや味わい、そして存在感。

私はそういったものに感応し、感動することはできるけれど、それを活かし、誰かを感動させるにはどうしたらよいのかということに関しては皆目検討がつかない。及び腰になってしまう。

だから、いつも感応していたい。感動していたい。
そちら側の人間なのだ。

でもその私の狭量なキャパシティをオーバーしてしまったときにだけ、誰かとこの感情を共有したい。
そういう欲が湧く。

そして佐藤健という人はきっと、その私の狭量なキャパを何度でも覆してしまう人なのだということを知れた番組だった。すっげーおもしろかった。たけさんだけに関わらず、この番組を見て「木皿泉」という脚本家に俄然興味が湧いた。がっつり踏み込みたくなった。

こういうのが、腕の見せ所だと思うんですよ。
やぱエネッチケー、すげーっす。
この切り取り方は、他局ではできないと思う。

できれば今後も、佐藤健という素材を鮮度の高いままで(変な解釈を加えたりせずに、という意味で)提供してくださればと切に願います。
| TV | 23:49 | comments(2) | trackbacks(0)
SWITCH達人達 佐藤健×木皿泉【素材集】
■(太陽系のモビールを指さしながら)これです、コイツら。

■良い子で元気で明るくてみたいなほうが苦手。

■K 佐藤さんの、受けの芝居っていうか、あんまり前へ前へって感じじゃないじゃん。

■K ジャンルにはまらない、パターンにはまらない役者さんだと思いますよ。
(うんうん、みたいな顔)

■たけさん的脚本の読み方。
S 脚本を読むときに画が見えるじゃないですか。
K うわー怖いこと言わはるわ。
夫 何か降りてきてはんねん。そういうタイプや。

■Q10について。
S Q10の世界観とかほんとに大好きで。共感しまくりで。Q10に関しては台本を越えることが目標だったんですよ本当に台本が面白くて。

K (Q10の打ち上げで佐藤と話して)「熱くて難しいこといっぱい言う人だな」って
S あはははは!(爆笑)ほんとですか、やばいですね。とにかく台本の良さを伝えようとして。

■4話の宇宙の話
月子 宇宙には暗黒物質が23%、暗黒エネルギーが73%
平太 何だよ、それ。ほとんど暗黒じゃん。
月子 私たちが物質と呼んでるものはわずかに4%。残念なことに時間とともに暗黒エネルギーは増えていくの。

平太モノローグ いまわかった。この世の中はどうでもいいことと、どうにもならないことで出来ている。だから、大切なものは…。心から大切だと思うものをしっかりと抱きしめて。

俺はいま宇宙の4%を抱きしめている。
S 今俺、言っただけで鳥肌立つくらい。
K キザな台詞だよねー。
S モノローグを僕、読むじゃないですか。
K モノローグうまいもんね。
S 毎回読むたびに何回読んでも鳥肌立っちゃってうまく言えないくらい。
K だってイメージしているから鳥肌立つんだと思うのね、ほんとに宇宙の4%だからね。
S 内容もそうだし、なんか言葉のリズムみたいなのも大事じゃないですか。それも含めて。
K そういうのちょっとうまいんだよね、私。
S いや、ほんっとうーに秀逸なモノローグだなと思って。今回改めて読んでもやっぱ同じところでゾワって来ました。

K ダークマター、暗黒物質が96%で物質が4%…みたいなことが普通にNHKでやってることの方が私にとっては衝撃で。(笑)そんな日常生活のなかで暗黒物質が96%で物質は4%で宇宙はいずれはつぶれますよ、みたいなことを平気でしてるんですよ。
S それを見て書こうと思ったってこと…
K それを見た瞬間「これドラマにできるやん!まだやってないやん、誰も!」って思って、やったと思って。

■ふたりで書くこと。
K いない間に上書きしてるんですよ。私がいない間に。そしたらギャグが増えててすっごいおかしくって。自分の書いたものって飽きてくるんだけど、人の手が入るとおもしろくなるから、飽きないっていうか、また次書けるんですよね。だいたい書けなくなるのは、自分の書いているものがおもしろくないと思っちゃったら、ほんとおもしろくなくなる…それで書けなくなっちゃうことが多いので。そういう意味ではふたりでやるっていうのは…いいよね?(夫の方を見ながら)
S とっても良いような気がする…。逆にその、それでも、それは違うだろみたいな、そういうことになったことはないんですか。
K ないね。だっておもしろいか、おもしろくないかだけだから。俺の方がおもしろい、みたいな感じは言わないよね。やっぱりそこが一致する2人なのかな。どっちか比べたらおもしろいほうを取りましょってことだよね。
S なるほど…
K ずっとずっと話し合いだよね…。私はアウトプットの人なので
夫 インプットアウトプット。。。女の人はすごいですよ…
S なるほど…。

■「表現したいこと」について
S あるんですか?自分の仕事で表現したいこと。
K 基本的にはないよね。私が若いときから思っているのは日常について、だよね。日常って子どもの頃は退屈だし、つまんないし。14歳ぐらいのときに「今死んだっていいじゃん」て思ってて。なんでみんな年とってまで生きなきゃいけないんだっていう理由が、全く…わからなくて。思えば私の人生はそれを知るための人生というか。この人(夫)に会って、けっこうプロセスなんだなってことが分かるまでにすごい時間かかっちゃったんですね。
S んー。うんうんうんうん(肯き)
K こう、歳をとるまでのプロセスがすごく楽しいんだっていうことが歳をとるごとにわかってきて。だからそんなに…あのー、テーマ的にどうのこうのとかこれを伝えようっていうのは…。私たちはこう「伝えよう」っていうのはろくでもない感じがしていて。(笑)

K たとえば「孤独」について書いていたら、それについて書いているうちに、「孤独って何だろう」って自分で考えていくっていうか。書くことは考えることっていうか。自分で答えを見つけることなんですよ。
S なるほど。

■K 一種の発明っていうか、発見みたいなセリフにみんなやっぱり共感してくれるみたいですね。

■夫と。
K ずっとしゃべってるのが本当楽しくて。
S うん。(うんうん)

■「ござる」について。
K 面白かったですよ。ほんと面白かった。「ござる」っていうのも本当に言うんだって思って。
S んふっふっふ。
K でもあの「ござる」が、なんだろ。「ござる」がね。あの、むつかしいよね。
S むつかしいですね。
K あんな感じで言うっていう、それもまた、びっくりしました。
S (笑)でもロボットにくらべたら。
K ロボット言葉に比べたらあれかもしれないですけどー。

■S まずビジュアルが大変で。

■S (キスシーンのト書きの部分で)何これ!?って思って(笑)

■台本のつくりについて
S これにとらわれたら終わるなって気付いたんですよ。
  「!」とか「…」の部分で。
  そのひとがしゃべってるときの「…」なのに、その人がしゃべり終わった後の「…」だと勘違いしちゃう…。
  順番に台詞書くんじゃなくて、縦に書くってのはどうですか?
K ほんとはそうしたいんだよ。ほんと数学的ですね頭が。

■撮る/書く
K 自分で撮ったり書いたりってことはしないんですか。
S できたらやりますけど、できない。
  与えられた誰かが書いた台本を見てよりよくすることはできる…。
  何もない真っ白な状態ではいやってって言われたらほんとにできない。
  誰かが0を1にさえしてくれれば…。
K プロデューザーじゃん。
S 2にして3にしてっていうのは。

■S 現場に来た瞬間「俺の思ってた画と違う」っていうことはよくあります。…でもそれにとらわれすぎないようには気をつけますけど。

■以蔵について
S 芝居しているときは静かに死んでいこうと思っていたんですよ。むしろ台本読んで浮かんだ画は、むしろ無表情で涙も出さず、こう死んでいこうと思っていたんですよ。現場でああなっちゃったんですよ。

俺は何にも芝居してないっすよ。俺は何にもしてないって感じ。
役者やってても、そんなふうに思ったのはここだけっすけど。でも、こういうことってあるんだなって思いました。実在の人だし、現場の力もあったから、最後に以蔵さんが降りてきてくれたんだなって。他に毒まんじゅうを食べるシーンがあって、それは台本をあのー読んだ時に思い浮かんだ映像を体現するっていう感じで。

(毒まんじゅうのVTR)
※S 目きらきら

S 僕からしたら、こっちを褒めてくれる方がうれしいっていう。僕から言うと。
K あ…でもねえ。それは、良くない考えだと思うよ。その、苦労した方が良いって思うのはあのー間違い。私たちの世界では。納得いかないのはわかるけど。私たちの世界は結果がすべて。
S 納得いかないわけではないけど。俺、ほんっとに何もやってないから。
(爆笑)

■K でも、そういう力は信じてるんだよね。そういう現場の力っていうのを。私も信じてるから。

■表現すること。
S 「してやったり」と思うこともあるし、「こんだけやったのに全然ダメだった」ときもあるし。何もやってないのに評価されることもある。
K 人って、どうとってるかわかんないことはわかんないよね。
S そうですねー。
  みんなで作るじゃないですか。みんなでつくるから自分、個の力なんて全然大したことない…
K なかなか、額面通りには受け取ってもらえないよね。
  ほんとにそう思ってるんだよね。ほんとにそう思っているのは、私良くわかりますよ。

■(ナレーション)スタッフとキャストが心をあわせて一つ一つのシーンをつくり上げていく。佐藤はそんな撮影現場の空気が何よりも好きだという。

■10年後について
K 人の感情って光の速さの17倍速で変わっていくっていう。
S わはは!ちょうはええ!!
  光より速いってことはタイムスリップしちゃうってことですよね。
  だからそんな速い速度のものの、10年なんて年月、今考えても絶対意味ないなと思う。
  だから、どうなりたいかっていうと、そのときにやりたいことをやっていたいと思う。
  けど現時点で「こういう大人になりたい」とかはない。
  ないというか、考えることがあんまり意味がないことだなって思う。

■smart/rock
S スマートな人になりたいっていうのはありますよ。
  スマートかつロックで。
  ロックっていうのは僕の座右の銘的なことなんですけど。
K なんか納得。
  わかった気が。
  誰のまねでもないということだと。
  当て書きができないっていうのは。
  でも、自分の想像を超えたことをする人がいるのは頼もしいことなんですよ。
  これはは本当にうれしいことですし、希望の持てることなんですよ。
  私、まだまだできるかもしれないって思える。
  ほんとにそういうことでもあるんで。
  まだまだ書くべきこともあるしやるべきこともあるし勉強しなきゃいけないこともあるってことなのかなってことかもしれないですけど。

■佐藤健について
K 想像している以上にいろいろなことを考えている。
  考えているけど、その考えにとらわれないで生きている人なんだなーっていうのはよくわかりましたね。
  やっぱとらわれていないっていうのは、えらい、っていうか。
  えらいなって思いましたね。
  できれば今度は真剣勝負…というか負けたくないなっていうのは、ちょっとこんだけ話すと、思いますね。
  今度やるときは絶対負けねえぜっていう感じで。
| TV | 01:26 | comments(0) | trackbacks(0)
SWITCH達人達 佐藤健×木皿泉
すっげーおもしろかったすっげーおもしろかったすっげーおもしろかった。

いつか何かしら書く。

…書けたらいいな…。

くらいにしておこう。。。

| TV | 00:25 | comments(3) | trackbacks(0)
考える人
さて、そろそろ私が「佐藤健」という深い穴に落ちた話でもしようかと思います。

それは、ある冬の日曜日の朝だった。
いつもは日曜の朝なんて10時頃までぐうぐう寝ている私です。
その日は偶然出勤日にあたっていて。
眠い目をこすりながら起き上って、いつものように天気予報を見るためにテレビをつけた。
その時聞こえてきた声に振り向いた私は、同時にテレビのリモコンを探していた。
そして即座に録画ボタンを押したそのときの自分に、私は最大級の賛辞を送りたい。

偶然出逢ったその番組は『ボクらの時代』。
ゲストは直木賞作家・朝井リョウに、社会学者・古市憲寿、そして俳優・佐藤健の三人。

ちなみに、「今日は腰の低い直木賞作家と毒舌の社会学者が穏やかな俳優を囲んで語りつくします」(←細かいところあいまい)っていうナレーションがとても好き。

佐藤健に関しては、かっこいいし、うまい俳優だなあ、とは思っていた。
向井理目当てで見た映画『BECK』でコユキという高校生(主人公だと思っていたら水島ヒロが主人公だったらしくてびっくりした)を演じていて、こんな整った顔したいじめられっ子いるかよと、ひとり突っ込んだのを覚えている。
ただ、その透明感と素直さとそして芯の強さと。
あわせ持ったコユキという男の子が、私はとても気に入って、その後も何度か繰り返して見た。
目がきれいだなと、思ったのも覚えてる。
でも、言ってみれば、それくらいの認識だったのだ。
私の中の「佐藤健」は。

なのに『ボクらの時代』で朝井氏と古市氏に囲まれて、そこにいた佐藤健という人に私は、振り向きざまに掴まれてしまった。

佐藤健はいちいち、しゃべる人に視線を向ける。
トーク番組なんだから当たり前では、ある。
でも、その視線の存在感が、すごいのだ。
マシンガンのようにしゃべりまくる朝井氏と古市氏を順番にじっと見つめる。
考える。

ああ、この人は、頭が良い人なんだなと思った。
そして出てくる言葉には、ひとつも嘘がないなと思った。

そして、ぐっと抑制された声のトーン。
この人どれくらい自分をコントロールしてるんだろうって思った。

古市さんが「この人なんでこうやって正解言うんだろうね?」
ってつぶやいていたけれど、それはきっと一度自分の中に深くもぐって、探って、出てきた答えだからだろうと思う。
それが誰にでも当てはまる万能の答えではなくても「あ、それ正解」って思わせることができるのは。
一回思考のベクトルを自分に向けて、そして自分の中から引っ張り出してきた答えは、他人がそう覆すことができるものではない。

先日出た写真集で、「あ、これだ」と思った箇所があった。
肉食動物の生き方と草食動物の生き方について話しているところ。

「もしかしたら草食動物も、“今日はいかにして逃げてやろう”って考えてたりするのかもしれないけど。そうしたら、それはそれで楽しいのかもね。」

自由に思考する、考える。
ということが、この人にとっての生き方なんだろう。
それが彼にとっての「自分である」ということなんだろう。

朝のトーク番組だし、そんなに深い話をしていたわけではない。
男の子三人の他愛もない話。
だけど、何度も何度も見返した。
朝井氏の間髪入れない応答とか、古市氏の気持ちいいくらいに斜め上からの目線とか。
この回を構成する全部が好きだけれど、そこに気持ちよさそうに身を委ねている健さんが一番好きです。
| TV | 11:43 | comments(3) | trackbacks(0)
NHK-ETVスペシャル「若きピアニストたちの挑戦・浜松国際ピアノコンクール」
NHK-ETVスペシャル「若きピアニストたちの挑戦・浜松国際ピアノコンクール」を途中から見る。再放送で、前半は一度見た記憶があった。

年々その評価が高くなりつつある浜松国際コンクール。そこに挑戦する若者たちを追ったドキュメント。新進気鋭の16歳から今年で挑戦資格ギリギリの28歳まで、それぞれの今大会にかける思いは切実だ。

そのなかで私は、ひとりの挑戦者から目を離せなくなってしまった。鈴木弘尚さん、25歳。私と、同い年だ。三年前の前回、一次予選を勝ち抜きつつも手のしびれから二次以降は棄権してしまったという経歴を持つ。年齢からしても、今大会が最後の挑戦となるらしい。すでにヨーロッパではかなりの評価を受けているとのことだが、彼の気のいれようといったら半端じゃない。いや「気の入れよう」も半端じゃないが、それよりも何よりも半端じゃなく緊張しているのだ。大会中ずっと。

二次予選に通過したあたりから、顔のカタチが明らかに変わり始める。1日1食しかモノが食べられない、夜も楽譜が気になって目が覚める。気になった箇所を繰り返し確認しているうちに朝を迎える。そんな生活で10キロ。やせたらしい。…10キロ!

その鈴木さんとは対照的に、16歳の須藤さんの笑顔は終始輝き続けていた。結局このふたりは最後まで残るのだけれども、本選のオーケストラとの協演では、須藤さんののびやかな演奏と終演後の充実した顔つきはやはり印象的だった。

それにしても、大会日程は二週間。その間、絶え間ない極度の緊張と集中力とを保ち続けるということがこれだけ人間にダメージを与えるのかということに唖然としながらみていた。けれども、それと同時に、それ以上に、かようなまでに自らの生のエネルギーのすべてを注ぎ込むその鈴木さんの姿に、圧倒されてしまった。

ゴムまりのように前へ進み続ける須藤さんのベクトルと、自己の中へ中へと突き刺さっていく鈴木さんのベクトル。私はどちらに対しても羨望を感じるけれど、後者の突きつけた切実さは、私にとってちょっと痛すぎた。

胃を素手で鷲掴みされるようなその緊張を、私はどれくらい、忘れたままでいるだろう。
| TV | 02:08 | comments(0) | trackbacks(0)
 1/1PAGES 
CALENDAR
S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< December 2019 >>
SELECTED ENTRIES

CATEGORIES

ARCHIVES

RECENT COMMENT
  • 三浦しをん『舟を編む』
    藍色 (10/06)
  • NHK総合「SONGS」V6〜僕らが歩んだ20年〜
    かけい (08/04)
  • NHK総合「SONGS」V6〜僕らが歩んだ20年〜
    夏生 (08/03)
  • 聴く/訊くということ。 SWITCH達人達 佐藤健×木皿泉 その2
    かけい (11/24)
  • 聴く/訊くということ。 SWITCH達人達 佐藤健×木皿泉 その2
    夏生 (11/23)
  • 聴く/訊くということ。 SWITCH達人達 佐藤健×木皿泉 その2
    かけい (11/23)
  • 聴く/訊くということ。 SWITCH達人達 佐藤健×木皿泉 その2
    みかん (11/22)
  • 聴く/訊くということ。 SWITCH達人達 佐藤健×木皿泉 その2
    かけい (11/22)
  • 聴く/訊くということ。 SWITCH達人達 佐藤健×木皿泉 その2
    みかん (11/22)
  • 聴く/訊くということ。 SWITCH達人達 佐藤健×木皿泉 その2
    かけい (11/21)

RECENT TRACKBACK

LINKS

PROFILE